第2536回例会 ロータリー財団について
地区財団委員の長尾君によるロータリー財団についての卓話です
地区財団委員の長尾君によるロータリー財団についての卓話です
行政書士の櫻井先生にお越しいただき、無国籍についての卓話です
日本を代表する経営者のひとりであり個人的にも尊敬する孫正義氏が先日ソフトバンクグループの決算発表をしました。
営業損失1.3兆円、最終赤字9,600億円という数字が大きすぎて逆にピンと来ないほどの赤字でした。
孫さんは今までの決算会見では厳しい状況下でもアッというようなアイデアと思わず笑ってしまうような大風呂敷を広げて独演会のようなプレゼンでした。
今回はどことなく生気に欠け30分ほどであっさり終わった印象でした。
元気を出してほしいと思わず応援しました。
孫さんの高校時代は日本マクドナルド創業者藤田田(ふじたでん)氏の「ユダヤの商法」を教科書代わりにむさぼり読んでいたそうです。
思い余って「直接会い経営の指導を受けたい」と毎日1年間手紙を書き続けました。
上場企業の社長で超多忙な藤田氏が素性の知れない九州の片田舎の高校生を相手にするはずもなく無視され続けました。
余りにしつこいのでとうとう30分だけ会うことを許された孫さんはさっそく上京しました。
「僕は将来日本を代表する経営者に必ずなります。なのでまず何をしたら良いかアドバイスください」と言いました。
「これからはコンピューターの時代だ、すぐアメリカへ行け!」と藤田氏は答えました。
この時藤田氏は日本マクドナルドよりももっと大きなものを生み出したのかもしれません。
こうして孫さんは知り合いの全くいないアメリカへ飛び立って行きました。
藤田氏といえば東大法学部卒ですが一般的な秀才とはかなり違うタイプでした。
東大時代は皇居前の第一生命ビルにあったGHQ本部で通訳のアルバイトをしていました。
そこでウイルキンソンというユダヤ系軍曹と知り合います。
ウイルキンソンはGHQの将校たちに高利貸しして大儲けしていました。
藤田氏はウイルキンソンと組んで中国人2世になりすましサングラスをかけ「ミスター珍」と名乗りさまざまなユダヤ商法を実践していきました。
東大を卒業すると学生時代に取得した米軍相手の特殊輸入業免許証を活かし輸入雑貨貿易業者として藤田商店を設立しました。
朝鮮戦争の休戦で倉庫に眠っていた土嚢をベトナムに売り抜け一晩で当時の金で4000万円
を超える利益を手にしたこともあったそうです。
藤田氏から受け継いだものを孫さんに今一度発揮してほしいと思います。
創業者兼オーナー兼会長兼社長の孫さんのプレッシャーはちょっと想像できないレベルでしょうが私は経営者の端くれとして応援しています。
小牧ロータリークラブの皆さん、元気ですか。
ようやく愛知県で緊急事態宣言が解除になりました。
まだまだ安心はできませんが一歩前進であることに違いありません。
解除を受け経団連から企業向けに具体的な対策ガイドラインが出されました。
通勤形態への配慮、感染予防策の徹底、職場環境の充実などを挙げています。
どれも企業経営する側としては真摯に取り組まなければならない課題です。
その中で人と人との接触を8割減らす方法として「週休3日制」を挙げていました。
そんな無茶なことをとボヤキながら「これもありかも」と思い直しました。
実は歴史を10,000年前にさかのぼると日本は縄文時代に「週休4日制」の社会でした。
私は時々長野県茅野市にあるひっそりと建つ縄文博物館を訪れます。
ここには「縄文のビーナス」と「仮面の女神」という国宝が2体も展示されています。
八ヶ岳南麓は縄文時代に日本でも有数の巨大集落がいくつもありとても栄えていました。
一般的に農耕定住型民族は高度で豊かなのに採取(木の実を採る)狩猟(動物を狩りする)民族は野蛮で貧しく食べ物を求めてうろうろ歩くというイメージがあります。
ところがそれは誤解で採取狩猟型の縄文社会は私たちが想像するより豊かで生活レベルが高かったことがだんだん判ってきました。
自然が豊富で労働は週3日残り4日は休日でそれでも食べ物を十分確保できました。
食料調達で歩くのは1日に10㎞以内の近場でした。
遠くへ狩りに出かける時は1週間行ったあと帰ってきて3週間休むというパターンでした。
集落の人口の40%は労働せず子どもと遊んだりぶらぶらしていたそうです。
今で言うベーシックインカムが機能していました。
それでも集落全体のタンパク質摂取量は農耕民族よりも30%多く栄養は足りていました。
縄文人が食べていた食物の種類は哺乳類60種、鳥類35種、魚類70種、貝類350種、植物55種以上と現代人をしのぐほどバラエテイに富んでいました。
大きな川には鮭の遡上があり時期になると川が黒光りするほどでした。
春先は内陸にもかかわらず初ガツオを食べていました。
栃の実をクッキーに仕立て貯蔵食物として保存し天候不順に備えていました。
話がそれてしまいましたが縄文人が週休4日なら現代人の週休3日もありかもしれません。
数年後には今までの働き方は何だったのかと不思議に思うくらい働き方のパラダイムシフトが起きるかもしれないと思った経団連のガイドラインでした。
小牧ロータリークラブの皆さん、元気ですか。
今コロナウイルスと向き合っている医療関係者と患者の方々にエールを送りたいです。
実は私は先日夜中の腹痛で小牧市民病院救急外来へ行き経過観察のためそのまま1泊2日の緊急入院となってしました。
鼠径ヘルニアと診断されました。
院内はコロナ感染の警戒のため家族を含め一切面会禁止で不安な一晩を過ごしました。
つくづく感じたのは医療システムがしっかりしていてありがたいという感謝でした。
救急にもかかわらず専門家が問診し血液検査のみならずCTまで取り診断を受けました。
万が一コロナウイルスの影響で医師や看護師の方々が疲弊しまっていたらこんな行き届いた医療サービスはとても望めないだろうと感じました。
今自分にできることは医療関係者の負担にならないようになるべく家にいてコロナに罹らないことだと思いました。
今日は「集団免疫」の話をします。
今年から孫が幼稚園ですが4月に入園式があったきりお休み状態が続いています。
30年前自分の子どもが幼稚園に通っていた頃をふと思い出しました。
子どもは幼稚園に通うようになると決まって冬は風邪やインフルエンザ、夏は手足口病、プール熱、ヘルパンギーナ、おたふく風邪とありとあらゆる病気に罹ります。
その度に小牧駅前の志水子どもクリニックへ連れて行ったことを覚えています。
友だちからもらい友だちにうつし病気のオンパレードを見るようでした。
それが一年ごとにたくましくなり卒園の頃にはほとんど休まず通うようになります。
これは集団免疫のとても身近な例です。
もちろんワクチンも打つのでそれによる免疫の補強もあります。
私たちは普段あまり意識しませんがこの地球はウイルスに溢れています。
たとえどこかの宇宙人が地球を侵略しても地球への移住はウイルスでかなり難しいのではないかと空想してしまいます。
「集団免疫を持つ社会」と「集団免疫を持たない社会」が出会った有名な例があるのをご存知ですか。
コロンブスの新大陸発見のあとのヨーロッパ人とアメリカ先住民の出会いです。
当時のヨーロッパ人はペストなどの4000年にわたる疾病感染症を経験していました。
一方アメリカ先住民はずっと隔離された地域で限られた疾病感染症の経験しか持っていませんでした。
この2つが出会った時にアメリカ先住民だけが被害を被り10分の1に激減しました。
アメリカ先住民たちは自分たちだけがバタバタと病気で倒れるので恐れおののきました。
同じ感染症に対してヨーロッパ人は平気か感染しても軽症でした。
わずか数百人のヨーロッパ人が広大な地域と人々を治めることを免疫が可能にしました。
今回の新型コロナウイルスに対しては最終的に集団免疫を目指していると言われます。
多くの人がワクチンや自然感染によって免疫を付け新たな感染を防ぐという考え方です。
とにかくそこまでまだまだ時間がかかりますが皆で助け合って取り組んでいきましょう。
小牧ロータリークラブの皆さん元気ですか。
新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で事業や生活に戸惑っている方も多いと思います。
会社の売り上げや社員の健康管理だけでなく資金繰りや雇用維持に頭を悩ませる方もいるかもしれません。
あまりの社会変化にとりあえず昨日までと同じワークシステムやライフスタイルのままの方がいても不思議ありません。
ただコロナが収束しても今までのやり方だけではうまくいかなくなるかもしれないという気持ちがつのるのは事実です。
ロータリーに関しても毎週あった例会がなくなったという非日常が日常になりつつあります。
私たちが創立以来51年かけて作り上げてきたものをもう一度作り直す時が来ているのかもしれません。
そんなふうに考えながら会員の皆様に「小牧ロータリークラブ 細則、内規の改定にかかる投票依頼の件」(提案者・クラブ戦略委員長鈴木文勝君)を送付しました。
定款、細則、内規はクラブの根幹を成すものであり資料が膨大で微細にわたっていますが是非読んでいただきたいと考えています。
例会が5月末までさらに休会となり書面による投票ですが5月8日(金)必着で返信をお願いします。
現細則第17条に則り3分の2以上賛成により正式に承認され改正する運びとなります。
改正されれば2020年度クラブ計画書(次年度)に反映され2020年7月1日から施行となります。
なお本改定(案)は理事会で協議審議を経て可決承認済みです。
内容の詳細説明につきましては郵送した資料に譲ります。