令和2年4月29日 会長挨拶

小牧ロータリークラブの皆さん、お元気ですか。
ユーチューブで「WE ARE THE WORLD」(https://youtu.be/XblpaAyj234)を観ていました。

この歌に込められたメッセージはコロナ禍に苦しむ今の私たちにもエールを送るようです。

当時自分が大学生だった頃のことを思い出しながら思わず見入ってしまいました。

改めて知りましたが作詞作曲はマイケルジャクソン&ライオネルリッチーです。

元気そうなマイケルを見たらその後の彼を思いなんだか泣きそうになりました。

彼が亡くなった時に出されたドキュメント映画「THIS IS IT」も感動でした。

さて、ゴールデンウイークだというのに外出自粛でどこへも出掛けられないので気晴らし に月旅行の話をします。

 

ZOZOTOWN 元社長・前沢友作さんが2025年の月旅行を700億円でスペース X 社に予約したことが以前話題になりました。その時一部のスペースマニアの間では「あれは月旅行と違う」ともっぱらでした。

公表されたスペース X の軌道は地球から発射されて近月点(最も月に近づいた点)に達 したあと地球に帰ってくるというシンプルなものです。

対照的にアポロ計画は地球から発射されて地球の引力圏から離脱して月の引力圏に入り月 の周りをくるくる回って月の引力圏からもう一度離脱して地球に帰って来る飛行です。

アポロ計画は「本物」だけどスペース X は「本物っぽい」月旅行なんです。 前沢コースは極端な言い方をすれば地球上でトランポリンを飛ぶのと変わりません。

めちゃめちゃジャンプしたらたまたまそっちの方向に月があってその近くを通過したとい う感じです。

月に行っているように見えますが実は月まで思いっきり跳ねて落ちてきているだけです。

巨大なトランポリンでピヨーンと飛び上がって月の近くをヒューンと通過してまた地球に 落ちてきているだけなので基本的にロケットエンジンは不要で付いていません。

月の周回軌道に入らずに地球の引力圏のまま月をかすめて戻ってくるわけです。

地球を飛び出してまた地球に落ちてくる巨大逆バンジーとイメージすると判り易いです

 

一方アポロ計画は噴射ロケットエンジンをちゃんと積んで飛んで行き月の軌道に乗ったあ とエンジンをもう一度吹かして地球に帰ってきてさらにエンジンを逆噴射し減速して地上 に降りてくるという無茶苦茶高度なことをやっていました。

ファミコン並みの遅い演算速度のコンピューターしかなく膨大な重力加速計算を NASA 職員が計算機を使って人力で行いパイロットに噴射時間や角度を指示していました。

一か所でも計算間違いがあればロケットは糸の切れた凧のように宇宙の彼方へ飛んで行っ てしまう緊張の中でパイロットは計器類とにらめっこして操縦していました。

この時の様子は今でも語り草であり映画にもなり大変評判になりました。 ゴールデンウイークはどこへも出かけられませんが月でも見て宇宙に思いを馳せてみませ んか。

 

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